はじめに
3LDK分譲マンション(壁心60㎡台)を売り、60㎡台で同じくらいの広さの2LDK賃貸マンションに住み替えしました。
同じ60㎡台の賃貸2LDKに住み替えた経験から、特に将来子供を考えられている、またはすでに子供がいるご家庭においては、そのマンション購入する前に必ず立ち止まって考えてほしいと思い、この記事をまとめました。
おそらく大多数の人は我が家と同じくローンを組んで購入されると思いますので、後悔のない選択をしてください。
筆者マンション購入までの経緯
簡単に筆者がマンション購入に至った当時の経緯を簡単にまとめます。おそらく一般のご家庭も同じなのではないのでしょうか?
- 20代後半の2年目夫婦
- 周りの友人たちがマンション・一軒家を続々と購入する流れがあり、我が家も「欲しい!」となった
- 「結婚したから家を買うのは当たり前」と思っていた
- 同じお金を毎月払うなら手元に資産として残るマンション購入の方がいいのではと考える
- 将来的に売ることも考え、駅近・利便性の高いマンションを探し、一部は妥協して以下の間取りのような3LDKのマンションを契約した

思い描いていた3LDKの使い方
- 就寝時間以外は基本リビングでの生活
- 子どもができれば、就寝時は夫婦と子供は別々の部屋で就寝したいと考えていた
- 子供は最大2人までで、子供部屋は上の子が広い方、下の子が狭い方の部屋かなと考えていた
最終的な実態の生活
- 予想外の双子妊娠を機に、育児するうえでリビングダイニングが思った以上に手狭になったため、壁を壊し可動式の扉にリフォーム。2LDK↔︎3LDKに可変させることができるようにした
- 最初は子供寝室を作っていたが、紆余曲折を経て、2歳時点では結局は両親と一緒に寝る生活
- 予想外の双子出産のため、元々多かった荷物がより多くなり、一部屋は完全な物置部屋へと化した
60㎡台の3LDKであったメリット
- 居住空間は狭くなるが、収納スペースが未改造でも意外と多い
- 1番狭い部屋を物置部屋として完全に割り切り1部屋を使うことができたため、収納力は割とあった
- 子供なしの生活なら必要十分でスペースが余る広さ
ライフステージが変わって気づいた「見るべき・考えておくべきだった点」
- 60㎡台で3LDKは約4畳の狭小部屋もカウントされるので、どう工夫しても子供部屋を2人分準備できなく子供が大きくなった時困る
- 60㎡台で3LDKとするために空間を超効率的に配置しているがゆえに、部屋、廊下、玄関がとにかく狭い。そのため荷物の出し入れが面倒(特にベビーカーや箱物)でした
- 室内に張り出すインポール設計だと柱が邪魔で思い描く最適な空間配置ができなかった。柱が邪魔でベットを並べられないなど、実質的に使える空間は限られた
- 思いもよらない子供の誕生もありえる。我が家はまさか双子ができるとは思っておらず、双子誕生の段階で60平方3LDKの選択は我が家としては完全に誤っていた
現在は上記の不満が募り、60㎡の2LDK賃貸マンションに住んでますが、2LDKの60㎡なら、各部屋ゆとりある空間だと感じます。
個人的な感覚ですが、将来的な間取り変更のリフォーム前提だとしても「完全アウトポール設計」で3LDKなら80㎡、4LDKなら100㎡は欲しいところです。
35年ものローンを組んで購入するのでしたら、間取りはリフォームすれば後からでもなんとでもなりますが、所有区画の広さは変えることができないので、広さは妥協すべきでないと考えるようになりました。また売却活動もたまたま買い手が見つかりましたが、「絶対はない」ので精神的な負担が大きく、ローン残債を完済できるかもわからない不安が付きまといましたので、個人的には部屋が足らなくなったら住み替えを前提で買わない方がよいのではと思います。
60㎡2LDK賃貸マンション住み替えてよかった点
たまたま優良な賃貸に出会えたことはありますが、以下の点が住み替えてよかったと思います。
- 玄関が広くなり、家族全員が一緒に靴を履き脱ぎできる
- 箱買いした荷物を玄関に一時的に置くことができ、移動の邪魔にならない
- 1部屋減った分、各部屋が広くなりかつアウトポール設計のため、思い描いた家具配置ができ、窮屈感を感じなくなった
- 契約時は目をつむったはずの数々の不満がなくなった
まとめ
以上で、『子育て世代が陥る「3LDK」の罠。60㎡台の分譲マンションから賃貸マンションに引っ越した理由』でした。
家族が増えると60㎡の居住空間は我が家の感覚では狭かったです。我が家も双子誕生を機に、約2年間色々工夫しましたが、今後のことを考えるともう限界かなと思いました。
60㎡2LDK生活当面続けて、将来的に必要となったタイミングで3LDKなら80㎡、4LDKなら100㎡の広さの住居に住み替えをぼんやりと考えてます。