双子を運ぶツールとして、電動自転車を検討されている人は多いのではないでしょうか。場所が許すならふたごじてんしゃを選びたいところですが、場所の関係でどうしても一般的な3人乗りタイプを選ばざるをえない場合、大概の人はPanasonic(ギュット)、ヤマハ発動機(PAS)、ブリヂストンの3社から検討されると思います。
我が家も場所の都合上、一般的な3人乗りタイプで検討しているのですがカタログだけ見ても、どれも同じに見えて何が違うのかわからず、結局どれが一番いいんだと悩まれると思います。
結論、試乗して決めるのが一番確実ですが、近場に試乗できる環境がない、双子なので試乗に行く余裕がない場合は、カタログスペックやネット情報で決めざるをえないと思います。
そこで本記事では、カタログ・店員さんの話・試乗した結果から、双子を運ぶ電動自転車はどのメーカがよさそうかを本記事で紹介します。
自動ハンドルロック機能があるPanasonicかヤマハ発動機に絞られる
スタンドをおろすと自動で前輪のハンドルロック機能が、現状この2社は装備されているからです。自動ハンドルロックがないブリヂストンの自転車は試しませんでしたが、この機能があるおかげで、子供を乗せる際、比較的安心して乗せることができました。(まだ1歳に達していないので、子供を乗せての試乗は行ってません。)
チャイルドシートメーカーの違い
PanasonicはCombi、ヤマハはOGKが製造しているようです。どちらもチャイルドシート界隈では有名なようですが、個人的にはCombiのチャイルドシートが使った感じおすすめでした。
理由はリア側のチャイルドシートのベルトの位置がOGKよりも肩付近の位置にあり、生後10か月の赤ちゃんであっても結構しっかり固定してくれている印象でした。OGK製のリアチャイルドシートは頭部付近から肩ベルトが出ているので、ホールド感はCombiのほうが良かったです。
体が大きくなってくるとOGK製の方がいいと思うかもしれないので、今、後ろに乗せたい子供の体格がどちらがあっているかで選ぶのがいいと思います。
軸間距離の違い
販売員さんいわく、Panasonicは子乗せタイプの電動自転車の中で一番「軸間距離」が長いと教えてもらいました。メーカースペックを確認してみたところたしかにヤマハ発動機より長かったです。
「軸間距離」の違いがどう影響してくるかというと、簡単にいえば安定性です。「軸間距離」は前のタイヤの中心から後ろのタイヤの中心までの距離を指し、長ければ長いほど安定性が高くなりますが、小回りが効きづらくなります。たしかに前輪に荷物と13キロくらいの人形を乗せ乗り比べた結果、Panasonicのほうが安定し、ヤマハ発動機のほうが小回りが効いた印象でした。
安定性のPanasonicか小回りのヤマハ発動機かどちらを求めるかは各ご家庭の普段使いから判断するのがいい思いますが、我が家的には双子を乗せるので「安定感」を重視したいと考えてます。
軸間距離(mm) | 全長(mm) | |
Panasonic(ギュット) | 1,235 | 1,880 |
ヤマハ発動機(PAS) | 1,170 | 1,785 |
スタンドの上げ下ろしのしやすさ
スタンドの上げ下ろしのしやすさも意外と見ておいた方がいいポイントかもしれません。スタンドを上げ降ろす際は、前輪の自転車のハンドルとリアチャイルドシート付属のハンドル(車でいうところのアシストグリップ)を掴んで、スタンドを上げ下ろししました。
実際に前後に子供を乗せた状態でスタンドを上げ下ろしする際、このアシストグリップがしっかりしていると助かるなと思いました。
アシストグリップの観点では、ヤマハ発動機のはかなりしっかりしておりましたが、Panasonicのは若干ふにゃふにゃで若干心もとないなと思いました。(もともとリアシートに座るお子様が握るハンドル用、転倒時のクッション的な役割として作られていると思いますので、利用目的が違うので致し方ないと思いますが。)
まとめ
以上で、『双子を運ぶ電動自転車はどのメーカーがいいか』でした。身体が小さい時期からリア側に乗せたい場合、安全性を考慮するとベターはPanasonicのギュットかと思いました。
ただ今回の記事では触れませんでしたが、モーターアシスト部分の味付けは各社でまったく異なってきますので、やはり試乗されてから購入されるのがおすすめです。
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